黒潮カンファレンス

次回黒潮カンファレンス大会長挨拶

●第6回黒潮カンファレンス 2022/7/2 (土) - 3 (日) 香川県高松市

 黒潮カンファレンス会員の皆様方におかれましては、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
 この度、第6回黒潮カンファレンスの会長を拝命し、2022年7月2日(土)・7月3日(日)に開催させていただく運びとなりました。このような貴重な機会を頂戴し、会員の皆様には心より感謝申し上げる次第でございます。
 さて、2020年より新型コロナ肺炎が蔓延し、WITHコロナとして大きく社会情勢が変わる中で、”New normal“となる新しい学術集会のあり方を考え、第6回黒潮カンファレンスは現地開催での実施とし、同時に第6回日本臨床薬理学会中国・四国地方会を完全オンラインで同時に開催することによる、新しいハイブリッド型の合同学会を予定させていただきました。
 黒潮カンファレンスは、千葉大学医学部薬理学・教授の安西尚彦先生が異分野融合による創薬を含めた幅広い分野でのシーズ開発についての知識を深めることを目的とし、2016年に設立された学術集会であり、現在は、高知大学医学部薬理学・教授の齊藤源顕理事長のリーダーシップのもと、学術活動を続けてられております。医学系のみならず、薬学系、工学系研究者のご研究の発表の場所となっておりますが、開催当初からこの活動に加わっていただいております香川大学創造工学部・教授の石丸伊知郎先生には、香川での本大会の副会長をお願いしております。さらに本大会では、是非とも農学系や社会学系の先生方にもご参加いただきたいと考えております。昨今、多職種でのチーム作りの重要性が増しておりますが、香川大学におきましても学際的な「創出研究」の重要性が提唱されており、第4期中期目標・計画でも積極的に異分野融合研究を推進することを目指しております。本学会は、まさにそのような香川大学の研究推進活動とも合致するものであるため、香川大学理事で研究を担当されておられます片岡郁雄先生に今回の合同学会の顧問をお願いしております。
 以上、香川で開催予定の第6回黒潮カンファレンスでは、学際的な創出研究を模索する場として、あらゆる職種の皆様に積極的に参加していただきたいと思っております。若手を対象とした発表賞などを複数準備するのみならず、バーチャルでは感じられない人の温もりや研究への熱意を体感できる大会にしたいと思っておりますで、是非ともご協力賜りますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。

第6回黒潮カンファレンス大会長 

香川大学医学部薬理学講座・教授 

西山成